2011年4月26日火曜日

NY株が雇用への懸念で反落、四半期ベースでは上昇

 [ニューヨーク 31日 ロイター] 31日の米株式相場は反落。4月2日の3月米雇用統計の発表を前に、この日発表された3月ADP全米雇用報告で民間雇用者数が予想外に減少し、労働市場の健全性をめぐる懸念が広がった。
 3月のシカゴ地区購買部協会景気指数が58.8と、経済活動の拡大?縮小の分岐点となる50を上回ったものの、予想の61.0を下回ったことも相場を圧迫した。
 景気回復に弾みがつきつつあることを示す新たな材料を求めている投資家にとって、これらのニュースが打撃となり、第1?四半期に10%超上昇していた一般消費財関連株など、力強いパフォーマンスを示しているセクターに利食い売りが出た。
 ダウ工業株30種は50.79ドル(0.47%)安の1万0856.63ドル。
 ナスダック総合指数は12.73ポイント(0.53%)安の2397.96。
 S&P総合500種は3.84ポイント(0.33%)安の1169.43。
 シェイカー?インベストメンツのポートフォリオマネジャー、サーシャ?コスタディノフ氏は「(ADP統計は)あまり良い兆候を示していない。われわれは、ある程度の雇用拡大を確認したい」と語った。
 ただ、S&P総合500種は4四半期連続の上昇を記録した。アナリストは第2?四半期について、次の決算シーズンに企業業績が市場予想を上回れば、好スタートを切ると予想している。
 この日は第1?四半期に大きく上昇していた銘柄などが売られた。航空機大手ボーイング<BA.N>は1.3%安。ホームセンター大手ホーム?デポ<HD.N>は1.04%安、百貨店メーシーズ<M.N>は1.6%安。
 これまで相場の上昇を支えてきたハイテク株も売られた。引け後に決算を発表したカナダの携帯情報端末大手リサーチ?イン?モーション(RIM)<RIM.TO><RIMM.O>は通常取引終了後の時間外取引で7.4%急落。通常取引は決算発表を控え、1.3%安で引けていた。
 ボーイングはこの日ダウの下げを主導したが、年初来では約34.1%高とダウ採用銘柄の中で最も値上がりしている。
 3M<MMM.N>は0.8%安で引けた。
 マイクロソフト<MSFT.O>は1.6%、アップル<AAPL.O>は0.4%それぞれ下落した。
 石油大手シェブロン<CVX.N>は、調停で同社に有利な決定が下されたことを受けて0.7%上昇。これがその他のエネルギー株への買いを誘発し、ダウを下支えた。原油高もエネルギー株の上昇を支援した。
 主要株価3指数は四半期ベースでは、ダウが4.1%高、S&Pが4.9%高、ナスダックは5.7%高となった。3月の上昇率はそれぞれダウが5.1%、S&Pが5.9%、ナスダックが7.1%だった。

                   (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
     終値         10856.63(‐50.79)
   前営業日終値    10907.42(+11.56)

ナスダック総合
     終値          2397.96(‐12.73)
   前営業日終値    2410.69(+ 6.33)

S&P総合500種
     終値          1169.43(‐ 3.84)
   前営業日終値    1173.27(+ 0.05)

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引用元:arad rmt

2011年4月20日水曜日

最も危険な有名人は「C?ディアス」に、マカフィーが“ネット検索で危険な有名人最新版”を発表

 米マカフィーは19日、「サイバー空間でもっとも検索リスクの高い有名人2010」を発表した。キャメロン?ディアスが、ジェシカ?ビールに代わって、米国のWeb検索でもっとも危険な有名人となった。

【その他の画像、より大きな画像、詳細なデータ表など】

 この調査は今年で4年目。アスリート、ミュージシャン、政治家、コメディアン、ハリウッドスターなどを対象に、Web検索においてもっとも危険な有名人を公表するものだ。この調査によると、ごく最近、映画『ナイト&デイ』、『シュレック フォーエバー』がヒットしたキャメロン?ディアス(Cameron Diaz)が1位(9.67%)となった。「Cameron Diaz and screensavers」で検索した場合、19%のサイトに悪意のあるダウンロードが含まれていたという。2位(8.89%)はジュリア?ロバーツ(Julia Roberts)で、あいかわらず高い人気が伺える。以下、3位(8.67%)がジェシカ?ビール(Jessica Biel)、4位(8.33%)がジゼル?ブンチェン(Gisele Bundchen)、5位(8.11%)がブラッド?ピット(Brad Pitt)となっている。

 そのほかでは、人気コスメテック?ブランド“ヴィクトリアズ?シークレット”の「エンジェル」と呼ばれる、トップモデル3人が上位に入った。セクシーなジゼル?ブンチェン(4位)、アドリアナ?リマ(6位)、ハイディ?クルム(7位)の素材をダウンロードしようと検索すると、リスクの高いサイトが表示される。

 このように映画スターとモデルの危険率が高い一方で、バラク?オバマ(49位)やサラ?ペイリン(50位)などの政治家の危険率は、低いことが判明した。また、レディ?ガガ(37位)やジャスティン?ビーバー(46位)などのポップシンガー、ザック?エフロン(40位)やマイリー?サイラス(44位)などの若手ハリウッドスターの検索も比較的安全だった。

 McAfee Labsのリサーチ&コミュニケーション担当ディレクター、デイヴィッド?マーカス氏は「今年の有名人に関する検索リスクは、昨年までよりも低くなっていますが、インターネット検索の危険は現在も続いています。個人ユーザーがより活発に検索するようになるにつれ、サイバー犯罪者のテクニックはさらに悪質化しています。最近の傾向には、短縮URLのような“きわめて小さな”場所に悪意のあるコンテンツを隠す手法があります。この短縮URLは、webサイトやダウンロードではなく、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)やTwitterなどを使用することで、きわめて簡単に広がる可能性があります。PCであろうとスマートフォンであろうと、ネットサーフィンは安全に行うべきです。サイバー犯罪者は、常に最新トレンドを利用してユーザーに罠を仕掛けています」とのコメントを寄せている。


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引用元:arad rmt